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| 恋の始まりは結婚式から!? |
| 魔法姫の結婚 ~炎の王と紫水晶の花嫁~ |
| ゆきの飛鷹 イラスト:香坂ゆう |
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| 2010年02月05日発売 定価:580円(税込) |
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| 「この人には、絶対に心を許さないから!」継母に売られるように結婚させられた花嫁サミーナ。夫のセラフィスは魔道が発達した国の王。サミーナは究極の魔力を宿した乙女。もしかしてこの結婚は魔力目当て!? 愛のない結婚と思い込み初夜の褥で彼を拒むサミーナ。けれどセラフィスが「国王」と「夫」の両方の立場に葛藤しつつも花嫁を真摯に愛していると気づき、快楽を交わす夜が! |
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登場人物 |
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サミーナ |
| セラフィスの花嫁になった伯爵家の娘。本人すら知らない魔道の力が秘められていて……!? |
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ザイアート |
| ウォルデ王国が従う大国ラカート王国の王。傲岸不遜な性格。 |
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■キャラ属性:
オレ様
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セラフィス |
| 魔道が発達したウォルデ王国の王。炎の魔道の使い手。サミーナを花嫁として迎えたがその真意は……!? |
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■キャラ属性:
クール
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ルドウス |
| サミーナの教育係を務める青年。水の魔道を使いこなす高位の魔道師。 |
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■キャラ属性:
紳士
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ちょっと立ち読み |
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閨房のことについては、何も知らないわけではない。嫁ぐ前に母は亡くしてしまったから直接教えられることはなかったとはいえ、侍女たちのおしゃべりにそういう話は聞いている。嫁ぐことが決まったサミーナの耳に、覚えておかれた方が、とささやいてくれた侍女もいる。
(でも、こんな……こ、と……)
夫にくちづけられて、寝台に組み伏せられて。衣をすっかり脱がせられてしまう。夫婦とはそういうことをするのだとあの侍女は教えてくれたけれど、その先は教えてくれなかった。その先は夫に任せるものなのだと、目をつぶっていればそのうち終わる。そう言って、あの侍女は微笑みかけてくれた。
ならば、目をつぶっていればいいのだろうか。しかしこんなふうに自分の体が変わっていくことを、サミーナは知らない。目をつぶっている間に自分の体に変化が起きることを、想像したこともなかった。落ち着いて目をつぶってなんていられない。夜着の中の両足をもぞりと動かすと、伝わる痺れが大きくなったような気がした。
唇は離れ、口の脇にくちづけを落とされる。そのまま顎に沿ってちりばめられる接吻に、サミーナは小さく笑った。くすぐったく感じたのだ。
笑われて、セラフィスは少しむっとしたようだ。彼の唇が、すべって落ちる。
唇は首筋に這った。夜着の襟もとを指先で押し下げられ、現れた部分に強く吸いつかれる。それだけで大きく体が震える。音を立てて吸いつかれ、またくちづけ。そのたびにサミーナの体はぞくりと震え、両足の間の異変は大きくなってくる。
(いや、こ、んな……)
セラフィスの手は、サミーナの胸もとにすべる。たくさんのリボンで飾られた胸に置かれた大きな手は、その膨らみを掴んだ。力を込めて揉みしだかれ、サミーナは思わず身を反らせる。
「や、ぁ……っ……!」
もうひとつの手が、もうひとつの膨らみに触れる。両手に力を入れられると、声が洩れた。両足の間が湿っていくのと同時に、そこにも軽い痺れが走る。乳房の中心に芯が通ったような、今までに味わったことのない感覚だ。
セラフィスの手は、繰り返しサミーナの胸を揉んだ。サミーナがそこで感じていること、両足の間がますます湿り気を帯びていくこと、すべてを知っているかのように。
「や、だ……」
サミーナは呻いた。それにも構わず、セラフィスの手は動き、サミーナの未知の感覚を追い上げていく。
「本当に、いやか……?」 |
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