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| 砂漠の恋はロマンティックでディープ |
| アラビアンズ・ロマンス ~花嫁は王の腕で微睡む~ |
| 仁賀奈 イラスト:南條パピ子 |
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| 2009年08月03日発売 定価:560円(税込) |
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| 絢爛たる産油国王の后になるか、それともハレムで飼われる身か!? 傲岸不遜な王子カルディールにさらわれ、ハレムに入れられた寧々を待っていたのは、正妻か愛人かを決する儀式。迫る儀式を前になすすべもないなか、優しい王族ラシードが唯一の味方に。寧々に脱走の手引きを施したのだ……。それは、王位継承の陰謀が絡んだ罠!? 濃厚LOVE満載、灼熱のように激しいロマンス!
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登場人物 |
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妙楽寧々 |
| 北海道の牧場で働く少女。勇気と優しさを併せ持っている。カルディールに魅入られ、ウラディスへと攫われる。 |
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ラシード |
| カルディールの従兄弟で第2王位継承権者。寧々に優しいそぶりを見せるが……。 |
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■キャラ属性:
王子様
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カルディール |
| ウラディスを支配する王子。傲岸不遜な性格だが、国のトップとしての高い能力と美貌を持つ。 |
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■キャラ属性:
オレ様
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ちょっと立ち読み |
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「お前はいい匂いがするな。朝露に濡れた薔薇の芳香を思い出させる」
抵抗を止めた寧々の首筋にカルディールは顔を寄せて、鼻先を擦り付けてくる。そこでやっと正気に返った。今は惚けている場合ではない。
「カルディール王子、やめてっ」
寧々はカルディールの膝から慌てて飛び降り、キャビンの隅に逃げるが、手枷の鎖を引かれて、引き戻されてしまう。
「やっ」
抵抗も虚しく、寧々は再びカルディールの膝の上に乗せられ、今度は逃げられないぐらいに、強く抱き締められる。
「カルディールと呼べ、特別に許してやる」
一方的にそう告げると、固く引き締まった彼の唇が、柔らかいカーブを描く寧々の滑らかな頬に触れた。
「ふ、ふしだらな事しないで下さいっ」
「これぐらいで、ふしだらと言うなら、お前の身体に直接触れれば、どうなるんだ?」
楽しげにカルディールが尋ねる。大きな彼の手のひらが、薄いカットソー越しに、寧々の豊かな胸の膨らみに触れていた。
「きっ……」
思わず悲鳴を上げそうになった時だった、顎を長い指先で持ち上げられ、顔を上向かされる。その後は一瞬だった。高名な芸術家が作った彫刻の如き美貌が近付き、寧々のふっくらとした赤い唇を塞いでしまう。
「っ!?」
寧々にとっては初めての口付けだった。それがこんな風に初めて出会った男に、いやらしく胸を揉まれながら、無理やり口付けられるなど、想像も出来なかった事だ。 |
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